浅 ぼり男(ぼりお)の九州とんこつブログ

ラーメンブログではなく、九州出身でラーメン好きな筆者が送る、みなさんに共有したいなと思ったTIPSや思考を紹介するブログです。

プラスチックごみ問題

約1年前から話題になっているプラスチックごみ問題を浅堀りしました。

個人的にはプラスチックごみを捨てる人間のモラルが問題であり、そのモラルを良くすればいいのでは?と思っていたのですが、本質が違っておりました。

下記のサイトが分かりやすかったので、ご一読ください。

<https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji17/>

 

概要:プラスチックごみ問題 -->海洋プラスチック -->マイクロプラスチック -->食物連鎖による人類への影響

 

環境中に捨てられたプラスチックごみは、川から海へと至り、波の力や紫外線の影響などで細かく砕け、5ミリ以下になったものはマイクロプラスチックと呼ばれ、世界中の海に存在している。

海に広がったマイクロプラスチックを後から回収することはほぼ不可能なので、プラスチックごみ自体を今のうちに減らしていく必要があるというのが最近の流れ。

Reduce, Reuse, Recycle -->3R

 

・日本の現状
日本内のプラスチックは全体(年間903万トン@2017)で86%が再利用され、そのうち58%がサーマルリサイクル(リカバリー)、13%がマテリアルリサイクルとして再利用
(サーマルリサイクルは地球温暖化の要因)
ただし、この約23%のうち、約17%は海外へ輸出してリサイクルしているため、国内でリサイクルされているのは全体の約7%しかない。
→中国はプラスチックの受入をやめるから、今後リサイクル事情がどうなるか不透明
全体の約60%を占める。

・世界の現状
2017年7月に中国政府は「輸入廃棄物管理目録」を改正し、生活由来の廃プラスチックや未分別の紙くずや繊維くずの輸入が制限され、2018年1月から中国へ資源ごみを輸出できなくなりなりました。

 

中国が廃プラスチックの輸入禁止に踏み切った背景:

中国では、ごみ処理やリサイクルの体制が十分に整ってはいないことに加え、経済成長に伴い、ごみの発生量が急増しています。さらに、中国は世界で輸出された廃プラスチックの半量を受け入れていましたが、中国が輸入した廃プラスチックの中には資源化できないもの(汚れていたり、選別が不十分なもの)が含まれていたり、夾雑物や有害物が混入しているケースもあり、そうした資源化できない廃プラスチックや夾雑物、有害物等が野焼されたり、不法投棄されるなど、環境問題が生じていました。
このように、中国国内で急増するごみと外国から輸入されたごみ問題が中国国内で社会問題化する中で、中国政府として対応を迫られ輸入禁止の決定がなされました。
→その後、東南アジア各国も輸入禁止を表明

 

以上、今日の浅堀りです。

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